●日程:2019年5月25日(土)~26日(日)
●メンバー:A班:L/講師S、M/トンボ 他受講生4名
B班:L/講師K、SL/助手K、M/ミクエモン 他受講生4名
●コース
5/25(土)
8:35奥多摩駅=(バス)=9:40鴨沢バス停~小袖乗越~ブナ坂~15:00奥多摩小屋~
小雲取山~16:40雲取山荘(テント場)
5/26(日)
6:00テント場~6:30雲取山頂7:00~7:40テント場(テント撤収)8:10~8:38大ダワ~10:12白岩山~10:30白岩小屋~12:18お清平~12:44霧藻ヶ峰~14:10三峯神社(解散)
東京都勤労者山岳連盟ハイキングリーダーコースの実践山行で雲取山へ行ってきました。言わずと知れた日本百名山にして東京都の最高峰。つい先日の5月連休に当会、春合宿に参加。燕山荘にてかなり遅いテントデビューを果たした私ですが、その後の課題は如何に個人装備を減らして共同装備を担げるか。さて今回の私の共同装備はテント一式と二日目の朝食の具材(シメジ、ネギ)でした。無駄を省いて重量を抑えた結果、ザック本体3.0+水、お茶1.5+豚汁具材0.45+赤ワイン0.8+テント一式3.34+シュラフ一式1.67+雨具0.38+ストック0.6+その他6.6で総重量は約18.0kgとなった。まだまだ削れるかどうか、夜は暖かかったのでシュラフカバーのみで眠れ、テント内張も不要であった。
一日目の鴨沢コース、奥多摩小屋付近では水色の空を背景にまるで水彩画で描かれたような初夏(5月なのに、今日は真夏日)の富士が現れていた。相変わらず富士は美しい。鴨沢バス停から約7時間歩いて、雲取山荘到着。テント設営、夕食の支度、その後ビールで皆さんと乾杯。夕飯はA班担当の小松菜×豚肉のどんぶりでした。詳しいレシピはトンボさんに聞いて下さい。とても美味しかったしビールとの相性も抜群でした。
一夜明け、翌日も天候に恵まれていました。早朝から山頂を目指し、雲取の山頂標識と富士のコラボ写真を皆さんで撮影。あの山は何だろうか。山座同定をしばらく実習する。その後下山、テントを撤収となりました。さてゴールの三峯神社に向かって下山開始です。
途中、廃屋となっていますが白岩小屋からの眺めは秩父の山並の大パノラマ、あのギザギザは両神山!(途中省略)やがて遥か遠方にゴールの三峯神社が見えてきた。まだまだだけどもう少し、神の湯と冷えたビールが待っている。 (ミクエモン記)
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ミクエモンが行程をなぞってくれたので、私は今回の実習山行を通じて再認識したことをまとめてみます。書いてみると当たり前のことなのですが・・・。
●インソールのチェックは重要
2週間前の歩荷訓練で川苔山に行き、下山の際つま先が靴に当たり左足の親指が小豆色になり1週間腫れてズキズキ痛みました。いつも通りなのに・・と思っていましたが彦ニャさんからインソールの見直しのアドバイスを受けました。いつもより厚めのインソールを入れてしまっており、それをランニング用のマイインソールに変えたところ全く問題なく2日間歩くことができました。単純ですが怪我につながる重大なミスであり、予行で失敗しておいて本当に良かった、と思いました。
●辛いときこそ草花や風、光・・自然を感じながら歩く。
「次の休憩までコースタイムで○○分」と心の中で唱えて歩くのではなく、可憐に咲く花や、緑美しくそれぞれが芸術的な形をしている草たち、尾根に出たときに谷から吹いてくる爽やかな風、木漏れ日が描く足元のラテアート、「カサコソ」という音がしたら枝を拾ってつついてみてのトカゲ?探し・・。自然を楽しみながら歩いていると重いザックを担いでの山歩きも少し楽な気分になれました。
●一定のペースで歩く
川苔山はリーダーを経験するという目的もあり、メンバーが交代で先頭を務めました。
自分の番になると張り切るためか、皆やや早めのペースになり、またその都度ペースも変わってしまうので、結果的にとても疲れてしまいました。今回は講師が先頭で、川苔山の途中でばててしまった人を二番手にして同じペースでゆっくりと進み、そのおかげで川苔山よりも楽に歩くことができました。ペースはとても重要ですね。
●疲れた時のために「楽しみ」を仕込む
頂上まであと30分、疲れがピークに達しての5分休憩。お隣でMさんが紙パックの冷たいオレンジジュースを飲んでいました。あの時ほど人のものを一口でもよいから飲みたい!と思ったことはなく「いいですね」と声をかけたところ「あら、鈴木さんが背負っている肉の保冷材もこれと同じよ」と言われ嬉しさで震える手でザックの中をごそごそしました。出発前に彼女から渡された共同装備の夕飯用のお肉のパック。「せっかくなら溶けたとき美味しいものを保冷材にしたほうが楽しいじゃない」そのはからいが疲れた心身にしみわたり、ラスト30分の足取りを軽いものにしてくれました。
「あ~無事に終わって良かった~」ただいま解放感満喫中!! (トンボ記)
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