■事前基礎講習
2023年6月22日(木)例会後
<ハーネスとロープの結び方(フォロースルー)> <セルフビレイコードをスリングで作る方法ーPASスリングの代用>

■初級者向け岩トレ_広沢寺弁天岩クライミングゲレンデ
2班 7月2日(日) リーダー2名 受講者5名
(1班 7月1日(土) 雨天のため順延)
● 行程
① アクセス
小田急線本厚木駅東口から徒歩5分。厚木バスセンター9番乗り場より広沢寺温泉行バス(8:00発)に乗り、広沢寺温泉バス停下車(8:45)_駐車場脇にトイレあり_林道を1キロ程度登り、途中で車止めゲートから入り、ほどなく右手に弁天岩が見える
休憩ポイントにヤマビルファイタ―を散布し、レジャーシートを敷いてザックを置き、装備を装着する
② クライミング練習
③ 撤収
13:30 撤収・片付け開始 14:20 下山開始
15:10 広沢寺温泉バス停(土曜日は15:06発)より「厚木バスセンター行き」
に乗車。本厚木駅より帰途へ。

●装備
ヘルメット、 ハーネス、 クライミングシューズ、120cmスリング、環付きカラビナ2枚
あればなお可:
グローブ、ATC、PASスリング(メトリウス)
・ロープ2本は、クライミングをするポイントの下にシートを敷いて設置する
・クライミングシューズはクライミング直前に履き替える

●グランドに立ち入る際のマナーと注意事項
・私語・笑い声は慎む
・ビレイヤーの気を散らさないように気を付ける
・クライマーの真下には立ち入らない
・常に落下物に注意する
(休憩は休憩ポイントでとる)

●クライミング
① ロープの装着 アンザイレン
クライマー側:都度フォロースルーを結ぶのは難しいため、ロープの先端でダブルフィギュアエイトノットとダブルフィッシャーマンズノットを結び、環付きカラビナを2枚左右かみ合わないように設置する。 クライマー側のハーネスのビレイループに通して、確実にカラビナの環を締める
ビレイヤー側:ビレイ・デバイス(カラビナ、ATC、ロープ)の装着(後述)
② クライマーとビレイヤーで装備の点検をする
・ヘルメットを装着しているか
・ハーネスは正しく装着できているか
・ロープを正しく装着できているか(引っ張って確かめる)
・カラビナの環は確実に締められているか
・クライマーはクライミングシューズを履いているか
③ ロープがある程度張られていることを確かめながら三点支持で登る
④ 想定したルートを外れていないか、ビレイロープから離れていないか等を確かめながら登る
⑤ トップロープに到達したら、ビレイヤーに「テンション」コールをし、ロープを張ってもらう
⑥ ビレイヤーから「OKです」の返答がきたら、降下の体勢(後ろ向きで肩幅で足を延ばす)を整えて「降ろしてください」と声をかける
⑦ かかとを付けて、体重をかけ、ゆっくりと下降する
⑧ 着地点が近づいたら、歩幅を狭くして確実に着地する

●ビレイ・デバイスの装着練習
ビレイヤーの役割は安全確保であるため、クライマーのグランドフォール(落下)を避けることを最優先する
① カラビナのゲートが利き手とは逆側になるようにハーネスのビレイループにセットする
② ATCのケーブルをカラビナに通す(ギザギザのブレーキグルーブが下向き)
③ 利き手側のロープスロットにロープを入れてカラビナに通す(ビレイ側のロープがブレーキグルーブ側)
④ (右利きでは)左手はビレイ・デバイスより上部のロープを掴む。 右手は下部のロープを掴む
⑤ 右手をデバイスより上にすると、ロープはリリースされる(危険)ため、すぐにデバイスより下に向けてブレーキをかける(慣れるまでは安易に操作しない)
<感じたこと>
クライミングの目的は、自分の身体の機能を最大限に引き出すことにあると思いました。
「バランス」と「力」と「技」と「工夫」の融合です。
急登の岩場をよじ登る山行には欠かせない身体機能です。
また、ビレイヤーを信頼してこそ、自分の身を預けることができました。
ただし、ビレイヤーの身体的な負担は相当なもので、長時間の緊張も強いられます。
その負担を少しでもシェアできるよう私も頑張って練習したいと決意しました。
記:りか
Comments