●日 程
2024年3月16日(土)~17(日)
●登頂した山
八ヶ岳 赤岳 2899m
●メンバー
KIREZOH(リーダー)、りか、知人
●コースタイム
【1日目】
10:30八ヶ岳山荘前より取付き
13:30赤岳鉱泉に到着
距離7.4km のぼり780m
【2日目】
5:50 赤岳鉱泉より取付き
6:20 行者小屋より文三郎尾根を登攀
8:37 赤岳登頂
強風のためピストンで下山
14:20 八ヶ岳山荘前に到着
距離12.9km のぼり815m くだり1540m
冬季の赤岳というと、毎年遭難者がでるとても難しい山です。私のようにまだ山歴6~7年の者が登ってよいものか迷いましたが、みなと山の会に入って教えていただいたことを一つ一つ身にしみこませ、挑戦いたしました。
① 充分な登頂経験を積む
谷川岳での雪上訓練、七面山・希望峰までの長いコースの登り、滝子山寂しょう尾根の岩場の登攀、広沢寺での岩トレ、金峰山までのアイゼンの登り、那須朝日岳までの雪と岩場の登攀、毎回毎回、学ぶことがたくさんありました。
② 充分な装備を整える
・ヘルメットは帽子を被るか被らないかで紐の調節が変わるので、事前の確認をしました。
・重ね着も大事ですが、首元もバラクラバとネックウォーマーで二重に保温しないと首元から冷気を感じます。
・インナーグローヴは革製の手袋(安いシープ素材のもので可)にすると、スマホの撮影が容易です。念のためのタッチペンも付けておくと、誰かにお願いするときに、その方がグローヴを外さないですみます。
・インナーグローヴに小さいホッカイロを貼ると、手の冷えを防ぐことを教えてもらいました(効果抜群!)
・スマホは胸ポケットにいれておくと、電源ダウンを防げます。
・インナーは発熱素材のものを上下着用しました。
・ハードシェルの中に着用するトップスはパンツの中に裾をいれないと、雪が付着して濡れます。
・足元のスパッツは出来れば、シェルパンツの中に装着したほうが雪の進入を防げます。
・12本爪アイゼンをしっかりと冬靴に取り付けるため、靴紐を長いものに変えました。
靴紐は三番目から一番目に通し、最後に二番目に通すとほどけにくいことを教わりました。
・ピッケルは滑落しないためのものです。その用途、使い方をしっかり身に付けて臨みます。登山用品店でサイズを測ってもらい購入しました。
③無理に頑張らない
チームのメンバーに頑張ってついていこうとすると汗をかきます。山頂はたいてい低温で強風なので、汗をかくとそれが冷えて低体温症になります。
頑張らずに、少し遅れる程度でついていけなければ、無理に登頂するべきではないと思いました。
また、独行は危険行為以外のなにものでもありません。
雪山の魅力は、周りの山々の神々しい姿を見られることだと思います。
岩場を一つ一つ掴み、その間の氷雪にしっかりとアイゼンの爪を噛みこませ、到達した先には素晴らしい感動が待っていました。
記:りか
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