個人山行 大菩薩嶺
●山行日:3月10日(土)
●コース:大菩薩峠登山口10:00〜千石茶屋10:40〜上日川峠12:30〜福ちゃん荘~
大菩薩峠14:30昼食〜大菩薩嶺15:30〜丸川峠16:30〜大菩薩峠登山口18:20
●メンバー:とんぼ、他1名
大菩薩嶺に行ってきました。「雪の山歩きの初心者向けコース」と聞いていましたが、8時間20分かかり、私には「中の上級クラス」に思えました。登山口バス停から塩山駅に戻る最終バスの時間が18:30でしたので、幸い間に合いましたが下山の後半はヘッドライトの助けを借りての精神的に余裕のない歩みになってしまいました。
登り始めはシュガーパウダーをふりかけたような木々の景色が美しく、北側の斜面ではサクサクとした真っ白な雪を踏みしめて歩き、南側の斜面ではどろどろの何㎝も沈み込むような道に足をとられ、せせらぎ化した道をスパッツとゴアテックスの威力に感心しながら進み、まずは大菩薩峠を目指しました。
大菩薩峠では青空と雲海とはるか向こうの南アルプスの山々を眺めながらの昼食。風もなくポカポカと温かく、至福の時間を過ごしました。山で食べるおにぎりは本当に美味しいですね。
この通りに見えましたが、うまく写真には収められず。
大菩薩嶺にむかう途中の標高2000m地点では、富士山がきれいに見えて、溜まってきた両足の乳酸が消えていくような気分に。大菩薩嶺からの下りはチェーンスパイクを装着。当初は大菩薩嶺~上日川峠経由で下山する計画でしたが、ガイドをしてくれた友人の判断で丸川峠経由で下山することなり、この変更が下山時刻に響きました。予定よりも60分遅れて15:30に大菩薩嶺を出発していましたので、コースタイム(2時間45分)通りでも登山口到着は18時15分、頭の中で足し算をして「大丈夫かな」と思ったのですが、登山歴30年の友人にその疑問をぶつけることができず、今思えばあそこで遠慮せず意見を述べてみるべきだったと思っています。
山の素晴らしさとともに、だんだん暗くなる山の中の恐ろしさを体験し、重要な教訓を得る山行となりました。