●山行日:2018年12月28日(金)
●目的:雪訓でのアイゼン歩行のおさらい
コース:東武日光6:15=バス=7:00中禅寺温泉7:20~8:50阿世潟(登山口)~
9:25阿世潟峠9:35~10:50社山山頂(1827m)11:10~12:30阿世潟(登山口)13:00~14:30中禅寺温泉14:50=バス=15:30東武日光
当日、東武日光でバス待ちの間は寒さを感じえなかった。雪模様で始発のためか乗客は私とアジア人の若い男性二人のみ。しかも彼はなぜだか薄着であったがその後はあずかり知らない。東武日光駅の標高は538m、そこからバスで中禅寺温泉までいろは坂を上り中禅寺湖の水面標高は1269mまで標高を上げる。(wikipedia参照)
日光駅の夜明け
やがて中禅寺温泉バス停に降り立った。その瞬間、顔が痛い、手が痛い、寒い、先週末の谷川雪訓より過酷な場所であった。なお降雪のため男体山は霞んで見えなかった。
一人だし寒すぎるので一瞬帰ろうかとも思ったが、気を取り直し準備を始めた。早朝で通行人は皆無だったのでバス停からバラクラバを装着するがそのまま歩くと、この極寒の中、犬の散歩をしている中年の男性とすれ違った。お犬様は小型犬だったが余りの怪しさに激しく吠えられる始末。怪しくない事を示すためバラクラバを外して「おはようございます」と挨拶をしたが、許して頂けないばかりかさらに吠えられた。そそくさとその場を離れた。その後は暫く中禅寺湖を眺めながら登山口へ向かう。
登山口
登山道ゲート
登山口に到着後はアイゼンを装着した。積雪は平均15㎝ぐらいだったが吹きさらしの尾根伝いはガチガチに凍結していた。登山口から歩き出すと早速、鹿が鳴き声でお出迎えしてくれた。私は動物のトレースには全く知識がなかったが登山道は動物の足跡だらけ。多分、鹿、イノシシ?ウサギ?熊は冬眠しているはずと思いたかった。
カモシカ?のトレース
なお当日は登山口から往復で登山者とは一切遭遇せずの雪山ソロデビューとなった。山頂はおよそマイナス12℃位と推測。お茶も凍りつきパンも噛みごたえがあった。未だに男体山も中禅寺湖も見えない中、記念写真を撮りそそくさと支度をした。お昼頃から更に気温が下がり始めた。天気予報でも午後が雪マークだった。
山頂
雪の中禅寺湖 眺望ほぼゼロ
下山後の中禅寺湖畔の商店の軒先に温度計がぶら下がっていてマイナス8℃を示していた。山中では一度も転倒しなかったが、何と街中の駐車場で二度、三度大転倒をする羽目になった。アイゼンを外していたためアイスバーンの上に積雪。最後に踏ん張った時に左足首を軽く捻挫した。バス停まではあと少しだったので我慢、我慢。何とかバス停に到着しバスの中で暖まった。やがて東武日光バス停に降り立つと早速、日光名物ゆば揚げまんじゅうを頬張りつつ、お決まりビールを頂きましたとさ。