台湾 玉山 (3952m)ツアー山行 ―3度目の正直で実現した山―
- blissimo1935
- 6月15日
- 読了時間: 4分
●日 程 2025年4月25日〜26日
●メンバー ターボ、他1(夫)
最終行程表が届いた直後の4/3台湾花蓮大地震で2024年4月の玉山ツアーは中止。排雲山荘の外国人優先枠辞退者は1年間のペナルティで24年11月のツアーは一般抽選に漏れ、参加ならず。そして今回3度目の正直で玉山登山が実現した。3泊4日で中2日が登山日。参加者9名、添乗員1名、現地女性ガイドシンリさんの11名パーティ。

●コース
4/23 羽田空港~台北松山空港=バスで東埔温泉泊
4/24 東埔温泉=バスで上東埔公園管理事務所=専用バスで10:00塔塔加登山口(2610m)―11:20孟禄亭―13:00/14:00昼食―16:30排雲山荘
4/25 2:40山荘―5:30玉山(3952m)―7:30/8:30山荘(朝食)―12:45塔塔加=バスで台中のホテル泊
4/26 台中ホテル=バス台北桃園空港~成田空港
4/23 台北空港到着後、途中のコンビニで購入した山行2日分の昼食(おにぎり2個、あんぱん・メロンパン、ドライフルーツ、ナッツ類他)を各自受け取り、暗くなった山道を東埔温泉へとバスは走る。ホテルのレストランで20:00からビールで乾杯し円卓での夕食。部屋で入浴後、水着を持参し露天風呂に向かうが入浴時間が22:00迄のため間に合わなかった。(飛行機の出発が1時間遅れなかったらと・・・未練) 明日からの登山に向けて早々に眠ることにする。

4/24 早朝ホテルの周りを散歩する。庭園の中に小さなプールのような露天風呂が2つあり、ホテルの上の方にコテージ風の別棟があり、それぞれ趣のある玄関が続いていた。オーナーがホテルの展望台に上がり山を説明してくれ感謝(ここからは玉山は見えないとのこと)。朝食後、バスで公園管理事務所へ行き、パスポートとの照合手続きを済ませシャトルバスで登山口塔塔加(2610m)から10:00登山開始。

高度順応のためゆっくり景色を眺めながら登る。登山道は緑豊かで白い玉山シャクナゲが目につく。途中藪の中の台湾の国鳥ヤマムスメをガイドさんが見つけ教えてくれる。尻尾の白黒縦縞模様と口ばし・脚の赤色が愛らしい。昼食におにぎりを食べるが、日本の米と違いパラパラと崩れるのが面白い。登山道は台風で崩れた箇所は補修され、あまり危険は感じなかった。展望の良いところで、玉山が雲から顔を出したり隠れたりしていると説明を受ける。
16:30排雲山荘着。標高3400mだが、まだ森林限界に達していない、シュラフを受け取り、2階の部屋へザックを置き1階の食堂で夕食をとる。大きな焼き肉と茹で野菜、タケノコ炒めにスープとごはんで私はぺろりと平らげる。2名が軽い高山病なのか食欲がなく手つかずであったと後で知る。

4/25 起床2:00のため目覚ましを1:30にセット。軽くおかゆを胃に入れ、ヘッドランプを付け山頂でのご来光を目指し2:40出発する。3500mが森林限界なのか立木がなくなり、雲の中岩稜帯の稜線に出ると強風と寒さが山頂まで続いた。雨具の上を着て手袋の中に使い捨てカイロを入れる。ガイドさんはしきりに、「深呼吸!」と声掛けしてくれる。5:30玉山山頂3952m着。他のパーティと交代で写真を撮る。 沈着冷静なガイドさんが代表して皆の写真を撮り、下山後配信してくれた。山頂の標識岩が思っていたより小さいというのが第1印象。日の出の時間だが、広大な景色を見ることが叶わず、それだけが残念だった。
早々に下山開始。登ってくる人とすれ違う時の挨拶は「ジャイオ(頑張って)!」。「ニイハオ」、「ハロー」、「こんにちは」と昨日からいろいろな挨拶を交わすが、私の口からは慣れている「こんにちは!」が圧倒的に多い。「こんにちは!」と返ってくると単純に嬉

しくなった。7:30排雲山荘着。朝食の麺(ベトナムのフォー風?)をいただき荷物をまとめ、シュラフを返却し8:30出発。下山時は土砂降りの天気予報に反し、下るにつれて天気が良くなる。登ってくる歩荷さんとも何人かすれ違う。山荘の食料の荷揚げご苦労様ですと頭が下がる。12:45登山口の塔塔加着。下山の安堵でのんびりと写真を撮りまくる。
シャトルバス、バスと乗り継ぎ台中のホテルにチェックイン。再びバスで台湾料理のレストランに移動し、全員の登頂を祝してビールとガイドさん差し入れの紹興酒で「乾杯!」の宴となる。
九州より小さい台湾に標高3000m以上の山が200座以上、日本では23座と知り驚いた。そう云えば、私が入会した時の会長T氏が口癖のように「みなとで玉山に行こうよ!」と言っていたことをふと思い出した。
(ターボ記)
תגובות