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  • otukazoo

雪上訓練2023_谷川岳の新雪に挑む


≪日程≫

2023年12月23日(土) ~24日(日)


≪山名≫

谷川岳 標高1,977m

 

≪行程 及び 訓練詳細≫

 【1日目】

6:36上越新幹線たにがわ401号 ⇒ 上毛高原駅

8:35 関越バス「谷川岳ロープウェイ行き」に乗車 ⇒ 9:30谷川岳ロープウェイ⇒ 天神平で雪上訓練

下山後 「土合山の家」に宿泊

 

【2日目】

8:00 「土合山の家」を出発 ロープウェイで天神平へ

9:15天神平駅より取付き 10:30熊穴沢避難小屋 11:20天狗の留まり場 12:00肩ノ小屋

12:25谷川岳トマの耳 ピストンで下山 14:30天神平駅に下山関越バス、上越新幹線にて帰路へ

 

≪メンバー 10名≫

KIREZOH(リーダー)、ナンシー、ピート、りか、メイ、NIGI、さち、キュロちゃん、ワッター、さくちゃん


前週の天神尾根は積雪なしとの情報だったが、一週間のうちに腰まで充分な雪が積もっていた(^⁠^⁠) 天神平では既に数グループが訓練していた。

アイゼン歩行訓練はGWの乗鞍岳春合宿以来だ。すっかり基本を忘れていることに気づく。

新雪だったので、初めてラッセルに挑んだ。ピッケルを横に構えて雪を手前に掻きだす。崩した雪が足元にばさばさと落ちるものだから、それを踏み固めながら先のほうへ進む。5mも進むと息がきれた。交替しながらやっても30mくらいしか道を作れなかった。

滑落訓練はピッケルを差すタイミングがなかなか難しい。胸のところでピッケルを突き刺さねば、どんどん落ちてしまう。



途中で、上から降りてきた方がいたので、頂上の様子を聞いたところ、トレースがなく登頂を断念したとのこと。 明日は登頂できるのか?…と少し諦めモード。

そこにテントと旗ざおを装備したプロフェッショナル風の方々が十数人登ってきた。「頂上へ向かう」という言葉を聞き、心の中で「やったー!」と歓喜した。

後日のSNSの記録によると、3団体30名ほどの皆さんが6時間かけて、交替でラッセルしながら頂上への道を開いてくださったとのことだ。

 

雪訓が終わり、ロープウェイで降りて、宿泊先の土合山の家へ向かう。歩ける距離だが、ちょうどバスがきたので乗り込んだ。お風呂であたたまり、夕食へ。

蟹とステーキだ!ステーキは自分で焼いて食べるので、ミディアムレアで味わった。美味しい!(^^)!

他のグループもたくさん宿泊しており、サンタの帽子を被りながら食事しているグループもいた。

翌日はさあ、頂上へ向けて出発だ。晴れ渡った青空に谷川岳の冠雪した双耳峰がなんと美しいのか…

右方向には、白毛門の勇壮な佇まい。あの急登をいつか登らねば!



トレースのついた道を辿って登った。熊穴沢避難小屋までの林道はちょっと暑さを感じるくらいだ。

その先は徐々に風が強まり、直登のトレースを頑張って登り続けた。この距離をラッセルするのは、神業としか思えない。肩の小屋から頂上付近を見上げると、素晴らしい青空だ。

反対側は俎嵓が冠雪して美しく光っており、それを眺めながら軽食をとった。トマの耳の撮影順番待ちに並びながら一ノ倉沢方面の眺めも楽しんだ。順番が来たら素早く会旗を掲げて撮影にのぞむ。私たちの得意技だ。

頂上は予想通りの強風で、手も冷たくなってきた、低体温症を避けるため、オキの耳は次回の楽しみとした。

下山はフカフカの雪に時々足がズボッとハマっては立ち上がるのを繰り返しながら降りた。

 

予定していたバスに乗り込み、上越新幹線で帰路へ。

山は多くの方の手で整備されていることを染み染みと実感した雪訓であった。

記:りか





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東京みなと 山の会
東京都勤労者山岳連盟所属
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