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執筆者の写真tmy

個人山行 北アルプスー毛勝山(2415m)

●山行日 2019年7月14日(日)~15日(月)

●メンバー  L/みっちゃん M/しずく 、ターボ

●コース

14日

志木駅9:00⇒北陸道 魚津IC⇒片貝山荘15:00

15日

山荘3:30…1479m三角点6:20…モモアセ山8:40…山頂11:15/11:30 …モモアセ山14:10…1479m三角点16:00…山荘17:30


この山は、北アルプス 劒岳の北方に位置し、山頂から劒岳や後立山連峰の眺望がすばらしい山として知られている200名山。200名山の中でも難易度が高く、近年夏道ルートの西北尾根が開かれ、我々はこのルートを登った。行動時間12~13時間を予定していたが、思った以上に急登・急坂、根っ子&残雪が多く、アクシデントも重なり苦戦した。結局、行動時間14時間を要した。

一週間前から天気予報とにらめっこで、一日一日変化する予報の中、登山日がなかなか決まらなかったが、結局、一日順延して15日を登山日とした。


<1日目>

登山口近くの片貝山荘に泊まる。山荘と言っても元は発電所の寮だったものを魚津市が避難場所として転用し管理している。また、宿泊の際は、市に事前申請して利用許可証を受領しなければならない。トイレは、ポリバケツに貯めてある水で流す不便さはあるが、電気が使えるので有難い。今回は、我々だけの利用だったので気が楽だった。夕食を済ませ明日に備えて早めに就寝した。

<2日目>

午前3時に起床、車で2分程の登山口駐車場へ移動し、3時40分霧雨の中スタートした。最初からキツイ登りで、倒木をまたぎ、くぐり、まるで障害物競走の様だ。登山道は、はっきりしているが、木の根っこが多く雨に濡れて歩き難い。モモアセ山を過ぎた2千m辺りから残雪が現れるが緩斜面なのでアイゼンを付けずに歩けた。途中、休憩を取っていると単独の青年がやって来た。後にこの青年に助けられることとなる…。山頂が近づくにつれて急登になって来たので、アイゼンを付ける。しずくはアイゼンを忘れる失態をしたので、私の片方のアイゼンを貸す。幸い斜面は凍っていなかったので足場を決めて歩けば、片方のアイゼンだけでも問題なかった。しかし、斜面がさらに急なところでは、残雪を避けてやぶ漕ぎ、草付きを選んで進んだ。やっとの思いで山頂へ到着すると先ほどの青年が食事をしていた。金沢市の方でこの山には、山スキーで何度が来てい るとか。残念ながら、山頂からの眺望はガスで視界0。登頂記念写真を撮ってもらった後、青年は先に下山して行った。我々も後を追いかける様に下山を開始した。下山して最初の残雪でしずくが足を滑らせてしまった。最初は緩斜面だったので、直ぐに止まると思ったが、加速がついてあっという間にしずくの姿がガスの中へ消えて行った。叫んでも返事が無い…。その場に呆然と立ちすくんでしまった。下からはっきりと「大丈夫よ~」と しずくの張りのある声を聴いた時は、本当に嬉しくホッとした。金沢の青年が残雪を滑って行くしずくを見ていて、アイゼンとストック(一本は不明)を回収してくれたので大変助かった(青年に感謝!!)。その後は、往路をそのまま慎重に下って行くが、足を滑らせて何度も尻餅をついた。 切り傷・打撲が何と多かった事か、この山の困難さを物語っている。駐車場に着くと二台の車がとまっていた。一台は、毛勝山の隣の僧ヶ岳へ登り終えて帰り支度をしていた。もう一台は大宮ナンバーの車で、明日毛勝山へ登るという男性二名だ。山の情報を聞かれたので、残雪があるのでアイゼンは必携と話しをしたところ、アイゼンは持って来なかったとの事…その後どうしたかは不明?

登山中に、今まで経験したことのない足首に違和感があり、完全にオーバーワークか? しかし女性陣はケロッとしている。女性、恐るべし!!

今回の毛勝山は、いろいろな意味で忘れる事の出来ない山の一座となるだろう。

                                 (みっちゃん記)



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東京みなと 山の会
東京都勤労者山岳連盟所属
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