top of page
  • 執筆者の写真東京みなと山の会

個人山行 京都一周トレイル(完結編)

更新日:2019年5月21日

●山行日:2019年3月30日(土)晴れ 

●メンバー:ミクエモン

6:45伏見桃山駅~7:20伏見桃山城~7:40八科峠~8:00大岩山展望所~8:23大岩神社~

9:22ヤマザクラ~9:40伏見稲荷奥社~10:20稲荷・四つ辻~11:25京女鳥部の森~

12:20清水山242m~13:00東山山頂公園~13:50蹴上インクライン、蹴上駅


今回は日本酒の町、伏見桃山駅をスタートして東山コースの伏見・深草ルートを経て京都観光のメッカ、伏見稲荷。清水山、そして京都一周トレイルのスタート地点の蹴上駅を目指して歩きました。

今回は京都市伏見区と山科区の境にある大岩山(おおいわやま)について書かせていただきます。京都の大岩山と言っても地元の方しか知らないと思いますが今回歩いて見てあれ、何か不自然な山と感じました。大岩山は標高166mの何の変哲もない低山です。山中には大岩神社があり、大岩、小岩を御神体とする昔は疫病封じの神社との事です。

歩いて行くと人の手が入った美しい竹林と荒れた薄暗い竹林が混在していました。この山がほとんど竹林で覆われている事が大岩山展望所に立つとわかります。ここからの眺望は京都の山全体と京都市街が眼下に見え、私が行った日は天気が良く西の方角に大阪の高層ビル街が見ることができました。しかし、最も目に着いたのは山頂を覆うメガソーラーでした。そこで後日、ネットで調べました。京都トレイルの公式ガイドブックには触れられていませんが、そこにはバブル崩壊から震災後のソーラーバブル崩壊につながる環境問題があったのです。この山には元々、山頂付近にゴルフ場があり、バブル景気崩壊に伴い破産、売却、平成26年に閉鎖。そして何時しか、山中には建設残土の不法投棄の盛り土。その後、あの東日本大震災によりメガソーラーを敷き詰める事となった。その結果、建設残土とともに表土が雨で流出する事となり結末は、昨年2018年の夏に台風の雨で住宅街に土砂が迫ってきたと言う。税金を投入して国が音頭を取った自然エネルギー推進、その結果、国土は荒らされ次世代への負の遺産を積み上げていく。山に行くと登山道がゴルフ場の脇道だったり、眺望がゴルフ場だったり、メガソーラーもよく見ますよね。ゴルフ場に罪はないけれど。4月から受講しているハイキングリーダー講習で労山自然保護憲章の話がありました。その中に「自然を傷つける開発をやめさせよう」との一文があります。

                           (本日の歩行距離22.7km)

                           (ミクエモン記)      


           

                      

閲覧数:5回0件のコメント

最新記事

すべて表示
東京みなと 山の会
東京都勤労者山岳連盟所属
bottom of page