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個人山行 男鹿岳 (1,777m) / 福島県 日本三百名山

●日 程

2023年4月22日(土) 前夜泊日帰り


●メンバー

みっちゃん(リーダー)、しずく


●コースタイム 

車両通行止め5:00→釜沢橋先ゲート5:50→大川峠8:35→栗石山10:30→男鹿岳山頂 11:10/11:45→栗石山12:35→大川峠13:55→釜沢橋先ゲート16:10→車両通行止め17:15

                

前夜、福島県会津田島の「和泉屋旅館」に泊まる。創業は、昭和8年のレトロな建物で女将がとても気さくな方で楽しい。出発が早いので朝食を弁当に変更してもらうが、出発に合わせて温かいおにぎりを作ってくれた。

しかも昼のおにぎりまで用意してくれていた。ありがたい!!結局このおにぎりは、食べきれず夕食に回ることに…

前日のうちに、車両通行止め地点(登山口)の下見をして、6~7台駐車スペースがある事を確認していた。当日、5時前に駐車場へ到着するとすでに5台の先客がいて、何人か出発準備をしている。我々も朝食は後回しにして、早々に出発する。


舗装された林道を暫らく歩いていると、自転車に乗った登山者二組が我々を尻目に追い越して行く。

本来の登山口、釜沢橋先ゲートまで車で行けるが、林道の一部が崩落しているため、車両通行止めになっている。この崩落個所以外は、舗装された林道なので、自転車はとても有効だろう。 一方我々は、ゲートまで片道4㎞、往復2時間のアルバイト、「上高地に来たと思えばいいね!!」となぐさめ合いながら、ひたすら歩く。

ゲートから大川峠までの長~い林道は、落石や土砂崩れ箇所が多く歩き難くい。大規模な崩落地点では、ロープで下降する所も有る。大川峠からが本格的な登山道、背丈ほどの笹やヤブでトレースが分り難い。


今年は雪が少ないとの情報は承知していたものの、ヤブ漕ぎは肉体的・精神的に疲れる。やっと、残雪が現れチェーンアイゼンに履き替え、雪が締まっているので歩き易い。踏み跡をたどって第一関門、栗石山へ到着。男鹿岳は目の前だ。しかし山頂へのルートが分らない、しばらく探し回っていると単独の登山者も探している様子…。ヤブの先にテープを見つけ、ヤブをかき分けやっと雪原に出た。山頂は、心配していた風の影響が無かったので一安心。女将さんの話しを思い出しながら食べるおにぎりは美味しい。

以前、真っ黒顔のお客が泊まった話…300名山一筆書きの田中陽希さんのことでこの旅館に雨で二泊したそうだ。



下山は、往路の踏み跡を外さないようにしていたが、その踏み跡がどうもおかしい。ヤマップでルート確認すると正規のルートから外れていて、上り返しで40分ほどロスする。また、気温も上がり、雪が柔らかくチェーンアイゼンが効かないし何度も斜面をズル、ズル…。その後、覚えのある笹ヤブをテープ頼りになんとか大川峠へ到着。

この時点で、下山時刻を予定より一時間半ほど遅れていたので、林道をハイペースで歩く。途中、猿やテンなどの動物がいて気分転換になった。駐車場に到着した時には、すでに我々の車だけしか残っていなかった。




◆行動時間:12時間15分 ◆歩いた距離:28㎞ 上り:2,026m 下り:2,013m

◆平均ペース:130-150% ◆山の技術度★5、体力度★4


上記データが示すようこの山は、三百名山の中でも難関の一座だと思う。本当にキツイ山だったけど、二人で登れたことに感謝…。

三百名山を一座ゲットできて、残り39座となった。        (記 みっちゃん)






  







     

 

              


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東京みなと 山の会
東京都勤労者山岳連盟所属
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