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60周年記念山行 岩木山(青森県の最高峰、百名山)、標高1,625m

  • 執筆者の写真: 東京みなと山の会
    東京みなと山の会
  • 9月28日
  • 読了時間: 3分

日程:2025年8月12日(火)~13日(水)

メンバー

(登り班)タロウ(リーダー)、りか(サブリーダー)、フーミン、ナンシー、グリーンスター、タケトモ

(八合目ピストン班)EF30(リーダー)、カール、マッチー、サンスケ、ミクエモン

行程:

(登り班):のぼり1,197m/くだり1,476m、距離11.7㎞、タイム08:18、

(八合目ピストン班):のぼり386m/くだり386m、距離2.3㎞、タイム03:57

05:54嶽ホテル~05:59嶽温泉前登山口~08:21岩木山八合目駐車場(標高1,250m~09:38大館鳳鳴ヒュッテ~10:15岩木山山頂(25分休憩)~11:19大館鳳鳴ヒュッテ~12:38焼止避難小屋~13:15姥石~14:03百沢コース登山口~14:12岩木山神社 ※「八合目ピストン班」は八合目駐車場からのピストン                                                        

総勢11名で参加した岩木山への60周年記念山行は、「山良し、メシ良し、風呂も良し!」と、3拍子揃った素晴らしい2日間となりました。殊に青森は「山の日」前後に各地で大雨を降らせた前線の影響を受けず、お天気に恵まれたことが本当に幸運でした。山行前日に希望者で参加した田舎館村(いなかだてむら)の「田んぼアート」見学は、役場の課長さんのユーモア交えた説明がふるってて、とても楽しかったです。宿泊した嶽(だけ)ホテルは、乳白色の温泉が気持ちよく、山海の幸をふんだんに使ったお料理は家庭的な優しい味でお酒が進み(過ぎ?)、お弁当のおにぎりも、握った方の気持ちが伝わる美味しさでした。私は行けませんでしたが、下山後の「三味線ライブ」も見応えあったそうです。

綿密な計画立案は勿論のこと、状況に合わせて柔軟に対応して下さったサブリーダーのりかさん、本当にありがとうございました!リーダーのタロウさん、EF30さん、八合目まで車を出されたミクエモンさんにも感謝です。

さて、肝心の岩木山ですが、津軽平野にそびえる独立峰である故、圧倒的な存在感があります。やたらと目立ってます。山容は裾の広い美しい円錐形をしており、山頂には岩木山神社の奥宮があります。岩木山は津軽の人にとって「心のふるさと」に違いなく、豊かな自然の恵みも象徴する「誇り」のような存在じゃないかと、山行を終えてそんなふうに考えています。


とはいえ、「津軽の誇り」はなかなかタフで、そしてとても面白い山でした。遠くからだと斜面がなだらかに見えるので、「余裕の山行」だろうと高を括ってましたが、大きな勘違いでした。標高そのものは特別高くないし、登山口からしばらくは鳥のさえずりを聞きながら美しいブナ林を緩やかに登っていきます。しかし、標高差は1,200メートルあり、4時間ほどガッツリ登れます。「津軽岩木スカイライン」を利用して8合目から登ったとしても、9合目から山頂までの道のりは、岩場が多く、高度感があり、登山道も細く岩がゴロゴロしています。手足をフル稼働しなくてはなりません。高度感の苦手な自分はヒャッハーとなっちゃいますが、今回はなぜか「岩」が少し楽しかったです(何気に「クライミング講習会」の経験が活きたのかも!?)。山頂からの景色は少しガスがかかっていたので津軽海峡を見渡すまでには至らなかったものの、それでも美しい津軽平野の眺めを堪能することが出来ました。渡る風がとても爽やかで心地よかったです。下りは「百沢コース」で岩木山神社に下りましたが、これも相当にキツ楽しかったです。前半は段差の大きい岩やら苔やら、沢沿いに小さめの崖やらが続き、下りなのに心拍バクバクでした。途中の錫杖清水(しゃくじょうしみず、日本の名水)のキリリと冷えた湧き水が身に沁みました。ゴールの岩木山神社前で呑んだ缶ビールもいつにもましてたまりませんでした~。

岩木山は「是非また来たい!」と思わせてくれる素晴らしい山でした。お勧めです!  (タケトモ 記)

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東京みなと 山の会
東京都勤労者山岳連盟所属
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