個人山行:薬師岳(北アルプス)2,926m
- blissimo1935
- 3 日前
- 読了時間: 3分
●日 程
2025年7月13日(日)~14日(月)
●メンバー
タケトモ(リーダー)、まあこ、他1名
●コースタイム のぼり2,085m/くだり2,079m、距離23.8㎞、タイム18:32
7月13日(日)05:00有峰ハウス=(自家用車)=05:10折立駐車場、05:25薬師岳登山口~07:09三角点~08:51五光岩ベンチ~09:07(40分休憩)太郎平小屋~10:38薬師峠~11:22薬師平~12:16薬師岳山荘(60分ランチ休憩)~13:48避難小屋跡~14:06薬師岳山頂(30分休憩)~14:44避難小屋跡~15:08薬師岳山荘(宿泊)
7月14日(月)03:21薬師岳山荘~03:52避難小屋跡~04:06薬師岳山頂(50分休憩)~05:10避難小屋跡~05:34薬師岳山荘(60分朝食休憩)~07:08薬師平~07:43薬師峠~08:07太郎平小屋(20分休憩)→09:02五光岩ベンチ~10:21三角点~11:47薬師薬師岳登山口
登山経験が浅いときに双六岳に登られた方なら、きっと共感してもらえると思う。「天空の滑走路」越しに見える槍穂高連峰に感動しつつ、視線を反対側に向けると、鷲羽岳、水晶岳、薬師岳、黒部五郎岳などがドドーンと雄大な姿を見せていて、、、行きたくなりますよね!?
登山口までも、登山口からも遠いけど、危険個所は少ないし、登山者もさほど多くなく、今のところ自分が一番好きな山域です。3年前に初めて双六岳に登り、2年前に鷲羽岳、昨年は雲ノ平に行くことが出来ました。雲ノ平から折立への下山中、遠くの稜線上に薬師岳山荘が小さく見えて、「来年こそは絶対あそこに行くぞーっ!!」と心に誓ってたのです。正確には、ちょうど1年前に薬師岳に行く予定でしたが、悪天候のため断念していました。

今回はまあこの親友がはるばる熊本から参戦し、東京から車で折立に向かいました。途中、立山市街で昨年も立ち寄った「寿司処 板はし」で富山湾の幸を満喫し、有峰ハウスに前泊しました。余談ですが、「板はし」には下山後も再訪しましたが、ココは界隈の山小屋の主人たちが小屋開け前と小屋閉め後に20人ほど集まって宴会を開催されてるそうです。そんなお店だから、きっと山の会にもご存じの方がいらっしゃると思います。
有峰ハウスを5時に出発し、登山口には10分で到着。有峰林道のゲートが開く前の時間なので、駐車場の確保も余裕でした。当然、登山者もまだ少なく、マイペースで歩くことが出来ます。食事も睡眠もしっかり摂ったので、足取りも気持ちも軽かったです。行程はざっくり太郎平小屋まで4時間、そこから薬師岳山荘まで2時間、更に山頂までは1時間のコースになります。樹林帯、開けた稜線上の木道、小さな沢沿いの岩場、ちょっとした雪渓、ザレ場、ガレ場と登山道は変化に富み、退屈することがありません。序盤の休憩場所である三角点からは剣岳、太郎平からは黒く尖った水晶岳が、薬師平からは槍の穂先が見え始め、気持ちがどんどん昂ります。そして、山頂からは全部が丸見えとなり、ドーパミンつゆだく状態になりました。花々は咲き乱れ、まだまだ瑞々しい感じでした。チングルマは標高の低いところでは既に果穂になっていたのに、薬師平辺りは開花したての真っ白な花を見せていたのが面白かったです。
そして、ご来光が本当に感動的でした。月夜の登山道にポツンポツンと連なるヘッドライトの明かりに人の気配を感じ、空が次第に赤みを帯び、太陽の光が頬を温め、「影薬師」が富山湾に向かって伸び、「一日が、世界が始まる!!」などと、、登山ではこの時間が一番に好きだと改めて思うのです。家族経営のこじんまりとした薬師岳山荘も優しい雰囲気で大好きになりました。来年はTJARに合わせて薬師岳に来ようかと目論んでいます。
(記:タケトモ)
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