60周年記念山行 静岡県・山梨県日本最高峰 富士山(3,776m)
- fk113
- 11月2日
- 読了時間: 3分
●日 程
2025年8月20日(水)
●メンバー
ゆきち(リーダー)
●コースタイム
富士宮口新5合目登山口(6:30)〜10合目頂上・富士浅間大社奥宮(12:30)~
剣ヶ峰・ 日本最高地(13:30)~10合目頂上下山口(14:00)~富士宮口新5合目(18:30)
●アクセス:水ヶ塚駐車場(マイカー)〜富士宮口新5合目(シャトルバス)
●費用
入山料4000円、水ヶ塚駐車場1500円、富士山スカイライン (行)バス1320円、(帰)タクシー5300円

大学1年(昭和48年)から富士山の登山を夏の恒例行事として毎年欠かさず登り続け(20代の頃はひと夏に4回登頂)、今回は通算66回目の登頂である。仲間と登った2回以外の64回はすべて日帰りで行っている。50歳代前半以前は、登・下山ではルートの途中で止まる(休む)ことは一切なく歩いていた。今日の遅々たる歩み、高齢による体力の衰えはいたしかたないとはいえ寂しい思いである。
前回登山(3年前)の折、下山においてかつてない足への違和感を感じ、例年に倍して時間を要した。翌日には筋肉痛は治ったが、10日が経って朝起きると足の痛みで一歩も動けなくなってしまった。椎間板ヘルニアの突然の発症である。当初の一月は日常生活に支障をきたすひどい状態で、半年経ってようやく軽い山歩きもできるように快復したが未だ完治はしていない。その後、他の山を登ることには全く不安はないのだが、富士山だけは病気の再発が怖く、結局3年間のブランクを生じさせてしまった。
シーズン中(富士宮口は7/10~9/10)の登山で、今年初めて富士宮口(静岡県)でも入山料4000円が強制的に徴収される。(前回までは任意の寄付金)付随して登山届の記入、ビデオ(ルール・マナー学習)の視聴も課される。渡されるリストバンドを付け、ゲートで見せて登山道への通行が許可される。このような規制強化で登山者数は前回よりかなり減っている感じがした。
富士登山の楽しさはその高度による眺望もさることながら、古来日本人(外国人も)が一生に一度は富士山の頂上に立ちたいとの思いをもって、普段登山をたしなまない個人、家族、団体、また外国籍の人等も、老若男女、多くの人々が一体となって登山に取り組む。その同じ場に自分も身を置き、さまざまな人間模様が垣間見られるのが、他の山では感ずることのできない感慨である。
なお、山頂郵便局(100年以上の歴史がある)から風景印の押された葉書を出すのだが、一部の方から高い評価をもらい喜んでもらえるのが嬉しく、これも恒例としている。
今年は70歳を超えることにより浅間大社奥宮の高齢登山者名簿に記帳し、記念の扇子をもらうことができた。

今回、山の会の60周年記念ということで命を受け、久し振りに剣ヶ峰まで足を延ばした。(かつては毎回お鉢巡りを行っていた)3年前と同様下山時の腰・脚への衝撃は相当あったが、幸い椎間板ヘルニアの再発は今のところない。
富士山により創立60周年記念行事に関わらせてもらえたことを深く感謝申し上げる。 (ゆきち 記)




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