個人山行 奥穂高岳(北アルプス)、3,190m
- otukazoo
- 11月2日
- 読了時間: 3分
●日 程
2025年8月22日(金)~25日(月)
●コースタイム:のぼり2,256m/くだり2,256m、距離35.6㎞、タイム25:39
8月22日(金)09:30上高地バスターミナル~09:41河童橋~10:31明神館~11:28徳澤園(50分休憩)~13:17横尾山荘(宿泊、夕食&お弁当、各14,000円、風呂あり)
8月23日(土)04:04横尾山荘~05:34本谷橋~06:40青ガレ~07:06 Sガレ~07:49涸沢ヒュッテ(30分休憩)~08:34涸沢小屋~09:51ザイテングラート取り付き~11:38穂高岳山荘(25分休憩)~12:51奥穂高岳山頂(30分休憩)~14:08穂高岳山荘(宿泊、夕食&朝食、各14,500円+個室料18,000円(4人で利用)
8月24日(日)05:53穂高岳山荘~07:20ザイテングラート取り付き地点~07:46パノラマコース分岐~08:25涸沢ヒュッテ(25分休憩)~09:29 Sガレ~09:49青ガレ~10:36本谷橋(15分休憩)~11:48横尾山荘(30分休憩)~13:20徳澤園(宿泊、夕食&朝食、16,500円(相部屋))
8月25日(月)07:32徳澤園~07:37徳澤ロッジ(買い物)~08:29明神館~09:10河童橋~09:16上高地バスターミナル
4年前の2021年8月、初めて訪れた上高地の美しさに感動しました。河童橋から遠く見上げた穂高連峰の山にまさか今回自分が登頂したなんて、本当に夢のような気持ちです。当時は「あの山々に登りたい!」などと途方もないことは1ミリも考えませんでした。
ただ、沢山の観光客に交じって、大きなザックを背負い、ヘルメットやチタンのカップ、カラビナなどをぶら下げた(少し汗臭い)登山者がそれはそれはカッコよく目に映ったことをよく覚えています。帰宅後すぐに銀座の好日山荘で登山靴を買いました。そう、あの上高地から我らの山ライフが始まったのです。

「槍穂は見る山」と思ってきました。初心者には難しいことは直ぐ分かるし、何より自分は高度感のあるところが大の苦手だったからです。今回初めてガイドさんをお願いするにあたって、彼からは「自分の手と足だけで登る意志と覚悟があるなら、ぜひ挑戦してください、全力でサポートしますから!でも、どうしても無理となったらロープで確保するので遠慮なく」と背中を押してもらいチャレンジするに至りました。ちなみに彼は、長野県の山岳遭難防止常駐隊員でもあり、まだ若いけど安心できるガイドさんでした。
実際の山行では、横尾から、ゆっくりと順調に登ってきたものの、涸沢ヒュッテに掲げてあった「山岳遭難マップ」を見て改めて事故の多さにビビりました。恐怖心が沸いてきて、思わずザイテングラートに向かって手を合わせ、無事の下山を祈ってました(笑)
ところが、実際足を運んでみれば、ザイテングラートも穂高岳山荘からの垂直に感じる登りも楽しむことができたのです!!下りで怖いと感じるところもありましたが、姿勢やカラダの動きに既視感があって、落ち着いて対応できました。同時に周囲の景色も冷静に見る心の余裕もあり、楽しさが増す感じでした。まあこも「鎖も梯子も面白かった!」と少し誇らしげでした。きっと山の会での「クライミング講習会」のお陰だと思います。数回の講習で登攀技術が急に高まるわけありませんが、高さやカラダの動きに慣れを感じたり、クライミングジムのホールドに比べれば、実際の山での足場は遥かに大きいと思えたことが良かったのかもしれません。山頂は既にガスに包まれていましたが、それでもガスの合間から見えたジャンダルムや西穂高岳方面の荘厳な姿に息をのみ、そんなところを歩いてくる猛者達には、ただただリスペクトの眼差しを向けました。ガイドさんからはペース配分、ルートファインディングなど色んなことも教えてもらいました。今回の山行では、ちょっと大きめのステップアップが出来たと思うし、少し自信にもなりました。次回も慎重に安全に、そして何より楽しく頑張ります!
●メンバー
タケトモ(リーダー)、まあこ、ガイド1名、他2名
(タケトモ 記)




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